〜国道での落下物によるパンク・ホイール損傷のリアルな体験談と節約のコツ〜

はじめに:知らないと数万円損するかも!?
車のタイヤやホイールが突然破損…。
しかも、車両保険に入っていてもタイヤ単独の破損は対象外というケースが多いこと、ご存じですか?
実は私も、国道走行中の落下物が原因で右後輪タイヤがバースト。ホイールも損傷し、ディーラーでの見積は1本だけで11万円という高額提示を受けました。
しかし調べてみると、道路管理者の「道路賠償責任保険」を活用できる可能性があることが判明。
これを使えば修理費用が自己負担ゼロ、または大幅軽減になるかもしれません。
今回は、私が実際に行った対応の流れと、補償請求のために押さえておきたいポイントをまとめます。
「道路賠償責任保険」とは?
道路管理者(国、都道府県、市町村など)が管理する道路に瑕疵(欠陥)があり、それが原因で第三者に損害を与えた場合に補償する保険です。
適用例:
- 道路に大きな穴や段差があり事故が発生
- 落下物や放置物が原因でタイヤが破損
- 除雪不足によるスリップ事故
重要ポイント:
- 道路に瑕疵があると認められる必要がある
- 警察による事故記録が強い証拠になる
- 写真や映像の提出が必須
※ただし上記に当てはまる場合、全例で満額保険で費用補填がでるわけではないので、ケースバイケースです。少なくともこの制度の利用に出費はないため望みがなくとも試みるのはいいかと思います。
今回のケース概要
ある朝の通勤途中、国道を走行していたら車通りの非常に多い区間で鉄板の落下物を発見。
前の走行車の後に急に出現する形であり、避ける余裕もなく右後輪で踏み抜いてしまいました。
結果タイヤがバースト。ホイールも深く損傷しました。。。
そんな経験から必要な対処方法や経済的負担の軽減可能性につき実際の流れにそって紹介していきます。
まず事故発生直後にやるべきこと
補償を受けるには証拠と記録が命!
- 警察への通報(110番)
- できれば現場ですぐ通報し、現場検証を行ってもらう※ただ車通りが多く自身の安全や周囲への走行の妨げになるようであればまずは安全な場所への移動が最優先。
- さらなる被害を抑えるためにも、道路の異物や修繕不備があれば#9110へ連絡し対応をお願いする。
- 現場・車両全体・損傷部位の撮影
- 可能なら落下物や道路の状態も※ドラレコがあるとなおよし!
- 落下物の落とし主がわかればもしかすると修理費用の補填も請求できるかも?!
- 余裕があれば損傷したタイヤの種類(メーカーやサイズなど)がわかるように写真におさめておく!
- ドライブレコーダー映像の保存
- 事故前後の1〜2分間は確保
- 日時・場所・状況をメモ
- 後のやり取りで説明しやすくなる
場合によっては後から代車や他の交通手段で現場へ戻り、警察と現場検証を実施することも可能です。
まずは身の安全の確保や周囲の車の交通の妨げにならないことが大事です!あせってさらなる事故を招いてしまわないように気を付けてください!
その際、警察から「同様の事故報告が複数ある」との情報も得られれば道路賠償責任保険の適応に有利に働きます。今回は警察の方から同様の事故があることを教えていただけました。
修理依頼の流れと反省点
タイヤの走行中のパンクは初めてあったため修理工場やディーラーへまず相談した結果…。
- ディーラー見積:タイヤ1本交換+ホイール修理で約11万円
- 長期間の使用や走行距離が長い場合のタイヤは4本同時交換が理想。逆に交換直後など場合によっては1本のみも可能な場合もあるため、修理内容の見積もふくめまずは修理業者に相談と見積もりを!
- 他のタイヤと同種のホイールは取り寄せ必須で即日修理はほぼ不可能
多くはまずは被害状況をみてみないと判断できないといわれますが、ある程度損害規模を自分で判断できれば必要な修理も予想がつきます!今回はあきらかにホイールが欠損しており、タイヤも指が入るような穴が開いていたためホイール+タイヤの交換が必要だとして修理店をさがしました。
反省点
事前に「持ち込みタイヤ対応可否」を確認しておけば、ネット注文で約2万円節約できた可能性があった。
見積後に発注済みとなっていたため、変更はできず。普段から万一の事故を想定してタイヤのメーカーやサイズ・種類など詳細をどこかにメモしておくと修理業者との相談もスムーズです👍

冬タイヤなど検討中のかたは是非ご検討を!!
タイヤを購入するなら楽天市場がオススメです。Amazonと比較しても安いタイヤが多く、新品ですが年式がすこしすぎてしまった(昨年仕様の新品タイヤ)がかなり安く購入できます。私の場合はディーラーで55000円と提示されましたが、楽天市場では37000円(+送料1500円)で購入できたことがわかりました。。。
実際に行った補償請求手順
- 道路管理者(国道の場合は国土交通省・管理事務所)に問い合わせ
- 電話または公式サイトの問い合わせフォーム
- 状況説明と証拠提供
- ドラレコ映像・損傷写真・事故日時を提出
- メールで大容量データを送信
- 案内された専用アドレスに送付
- 受領連絡を受け、結果待ち
補償を受ける可能性を高めるチェックリスト
- ☑ 警察への迅速な通報
- ☑ 車全体・損傷部位・現場の写真撮影
- ☑ ドラレコ映像保存
- ☑ 道路管理者の特定と連絡
- ☑ 修理前に見積を取得し、持ち込み対応可否を確認
結果!!
残念ながら今回は保証適応外でした(笑)
電話で連絡がありましたが、落下物の場合は基本適応が厳しいとのこと。道路の修繕不良などが請求内容として多く、通りやすいとのことでした。
よほどの管理責任がないと保証が取れない印象でした。すこし時間はかかりますが請求をかけることは可能性をのこしておくという意味で大事だとおもいました。私の場合落下物の回収もむずかしかったようで、結局何でタイヤがパンクしてしまったのかの詳細もわからずじまいでした(笑)
まとめ
- 車両保険が使えなくても、道路管理者の責任で補償される可能性あり
- 証拠の確保と迅速な通報がカギ
- ディーラー見積が高額な場合、持ち込みやネット購入で節約可能
ぜひ泣き寝入りでなく、まず行動してみてわずかでも可能性をのこしておくことをオススメします!
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